2017年8月2日水曜日

ウィークリー・ダイアリー(その15)

「ウィークリー・ダイアリー(その15)」
8月2日 アップ判

我がマイルストン学童クラブも夏休み(7/21~)に突入。
早朝からの自宅迎えで始まる1日・長丁場、1年で最も多忙な季節の到来です。
複雑なスケジュール調整・手配、プール開き、ランチの食材購入、調理等々、やるべきこと目白押しです。
その途端に筆者のブログ編集もままならず。多くの場面が未整理のまま、山積みとなってしまいました。
そこで今回は一つの行事に的を絞り、何とか当コーナーをまとめてみました。
よろしければ、お付き合い下さい。

* * *

「第2回・マイルストン新入生歓迎会」

昨年から始めた新入生歓迎会、今年も延び延びになっていましたが、遅ればせながら開催されました。
今回は当日(8/28)までの様子をダイジェスト版にて紹介します。


「出演者希望者たちの練習開始」

開催1週間前、出演を希望する学童たちが遅まきながらその練習を開始。
歌や演奏の希望曲やグループの組み合わせの摺り合わせ等に励みました。

下は初登場・初組み合わせとなる小2(2名)小3トリオ。歌うはGreeenの「きせき」です。


「ここの部分はさ、こうした方が良いんじゃない?」
実際に合唱してみて問題点を話し合っている3人組。
( このトリオ、本番当日にはお休みの子が二人もいて、出演はなりませんでした。残念。)


こちらは結成して半年ほどを迎えるも、メンバーの骨折などもあって練習する機会のなかった小2(2名)小4トリオ。
久々に顔を揃えたメンバー同士の初めての打ち合わせで、出演曲の選定を急ぎました。

グループ(バンド)での練習機会が持てず、いつも一人でキーボードやギターの練習をしているAyちゃん(小4)。
そのマイペース独習の稽古が実り、ギターの運指が上達し、「パフ」のメロディーが弾けるようになりました。


こちらは御大「おてんば組(筆者呼称・全員小4)」。練習量が最も豊富で、出演希望者たち一番の貫禄です。

そんな彼女たち、リーダーのT/Rnちゃんを中心に歓迎会で新たに導入する「歌もの」曲の物色・選定中です。
PC&ネット全盛期の今日、様々な歌詞サイトや動画サイトyoutubeのおかげで、練習法には事欠きません。
筆者らの若き大昔とは隔絶の感・大です。
その当時、楽譜や歌詞カード等はほとんど存在せず、ましてや教則本など皆無状態でした。
中学時代など、曲をコピーするにはレコードに何十~何百回も針を落としていたものです。
今なんてスマホのアプリで調弦から転調まで瞬時に可能なのですから、まるで夢のようです。

メンバーが揃わない時には、筆者が常日頃 推奨のマルチ・プレーヤー練習の余裕ぶりです。
キーボードのT/Rnちゃんがギター、ギターのHnちゃんがドラム、ドラムのRlちゃんがキーボードと言う具合に。


 

担当楽器をチェンジして得られるものは多大で、それが主担当楽器や曲の理解を一段と深くしてくれます。
脳細胞が柔軟で活発な彼女たち、どんな楽器も素早く飲み込み、習得していきます。頼もしい限りです😊。

* * *

こちらは二番手バンド「ちほちほ組」。こちらはフル・メンバーなかなか揃わず、練習不足気味です。
下は久々のフル・メンバーでの練習シーン。間隔が開き過ぎてリフレイン回数やエンディング等合わず。
本番当日までに、果たしてまとめられるのでしょうか?



 
彼女たちも「歌もの」新曲の打ち合わせを開始。
新メンバーのKちゃん(左から二番目)は歓迎会当日は旅行にて参加できず、今回は練習見送りです。


本番と同様の陣形での立奏練習を試みました。立奏、日頃から慣れていないと弾きづらいものです。

新しい「歌もの」候補の「千本桜」の長い間奏中に取り入れるべくダンス・パフォーマンスを試みるYiちゃん&Knちゃん。


元・新体操クラブの二人、回転などの荒業を見せますが、狭くて危険有りなので、要検討です。
アップテンポの大騒音の只中、淡々と描画に集中するのは当の歓迎されるはずの小1Ngちゃん。
Ngちゃん本人が希望したとは言え、頼もしいやら申し訳ないやらで、複雑な心境の筆者でした。

* * *

「歓迎会当日:協力と準備」

さて、いよいよの本番当日を迎えました。
筆者、ガールズ・バンド2グループの全メンバー(8名)をアトリエに集め、初の統合ミーティングを行いました。
日頃は何かとライバル心をむき出しにする(特に一方が)女子たちですが、協力することの大切さを説きました。
同期のバンド仲間として仲良くなってもらいたいからで、マイナス思考からはそろそろ卒業して欲しいからです。

バンド・ブームだった頃の筆者故郷の南島では、バンドが違えども皆が仲良しで、その協力する心も強力でした。
例えばギターを始めたいと一人の友人に言えば、口コミで瞬時に多くの仲間から数本のギターやアンプが集まったり、
コンサートをやるともなれば、たくさんの楽器や機材、その運搬を手伝う自主的組合みたいな集団が出来ました。
それは、こちらから言わなくても自然に集まり、その役割も自主的に買って出てくれ、裏方仕事を支援しました。
またその労に対して、何らかの「お返し」をしなくとも、誰一人 文句を言う仲間なんか、およそ皆無でした。

そんなプチ自慢・昔話エピソードを彼女らに披露、歓迎会準備のための協力を半ば強制的に要求しました。
何故なら今までのイベントでは筆者の準備作業を自主的に手伝う子たちと、「出るだけ」の子たちに分離、
「出た後」もその片付けに一切目もくれず、逆にその足を引っ張る子たちに完全に分かれていたからです。
筆者、こんな一方的状況を打破すべく、実例を元に、今回からはお互いに協力するように要請したのです。

で、このようなシーンが生まれました。
混成チームを二手に分け、「楽器搬出入班」と「即席看板制作班」で、みんなで協力・手分けして準備作業を開始しました。

1階アトリエ内からキーボードを運び出す楽器搬出・混成チーム。

「痛い、痛い!押さないで!」「止まるなら、そう言って!」

「こっち持って!ここ重い!」「こっちこそ、そっちより重いの!」
ライバル心同士の協調、すぐには埋まらず「てんやわんや」で進行。

こちら(下)は、混成・即席看板・製作班。手分けしてコラージュ作業を進めました。


「てんやわんや」作業も何とか終え、無事セッティング完了。
即席看板の文字、少々いびつになってしまいましたが、混成チームの協力で何とか直前に間に合いました。
本番前後の楽器管理(過去に野次馬学童たちに故障発生された事例も有り)の担当も彼女らに任せました。

「ステージ・セッティング」後、最終的サウンド・チェックを行う混成チーム「マイルストーンズ」。
野次馬たちからの楽器管理(マイクやアンプ等のスイッチ・オフ)もしっかり責任を持って行いました。


「出演者たちの前準備」

合奏練習が事前に出来なかったNtちゃん(小2)、マイ・バイオリンを持参。チューニングを開始。
Ntちゃんの本番衣装、あの昨年開催の「いきものがかり、地元でショー」出演時のお宝Tシャツ!です。
ステージで一緒に合唱した学童がマイルストンには3名もおります。「行きたかった!羨ましいー!」
本番、頑張って。


「新入生たち、開始待ち」

「歓迎会」開始30分前以上から会場でその開幕を待つ新入学童たち。みんな行儀の良い子たち揃いです。

本番直前、幕係りをする「おてんば組」バンドの女子二人。

「新入生歓迎会」いよいよ開幕!

その進行を司る司会役の二人もやはり「おてんば組」のメンバーです。

しかも、この彼女たち「おてんば組」筆者には内証で、プログラム・ボードも作っていました。
今までの「出るだけ」からの大きな一歩の脱皮で、筆者呼称の「おてんば組」からの卒業かも?

筆者にとっては望外の嬉しいニュースで、頼もしくも輝かしい演目ボードです(*^-^*)。
ちょっと間違っているのは「1年生」と言う箇所で、実際には2年生や3~4年生からの新入生もいます。

「歓迎会、開始」

以下は出演者たちの様子ですが、演目の順番ではありません。


熱唱する「スカイA」の面々。左からSnちゃん(小2)、Ymちゃん、Asちゃん、Krちゃん(共に小3)。
歌うは「キセキ」と「世界に一つだけの花」。



こちらは「レインボー」の面々。歌は上述のSnちゃんとYmちゃん(小2)。
そのバック演奏は、キーボードのAyちゃん(小4)と、バイオリンのNtちゃん(小2)です。
演目は「カントリーロード」と「かっこう」でした。

* * *

左:前回は「祭り」で迫力ある美声を聞かせてくれたDs君、今回も懐かしの「春よ」を謳い上げました。
右:一昨年のクリスマス会では見事な手話入りの歌を披露したAt君(小3)、今回はキーボード演奏です。

前回も出演してくれたYnちゃん(小3)、ピアノ演奏で「ヒマワリの約束」を聞かせてくれました。


いよいよ学童ガールズ・バンドの御大「おてんば組」の登場です。
バンド名も新たに、その名は何と新生「絆(きずな)」!、です。

迫力&余裕の音を聞かせてくれた「おてんば組」おっと失礼、「絆」の4人の面々。
左からギターのHnちゃん、ベースのTiちゃん、ドラムのRlちゃん、そしてリーダーでキーボードのT/Rnちゃん(全員・小4)。

ステージ脇で見守るのは次の出番待ちの一方のガールズ・バンド「ちほちほ組」ら。
後方のドア脇には、今や強力スタッフとなったユイ先生(YYさん)の姿も見えます。

 




豊富な練習量と「新バンド名」のような強力な団結力もあって、貫禄ある演奏と歌を聞かせてくれました。
さすがは表現力旺盛な4人組、本番にその力を十二分に発揮、新入生歓迎会をしっかり締めてくれました。

 * * *

さてもう一方のガールズ・バンド「ちほちほ組」も登場。こちらも新ネームで「ブルー・スターズ」と命名です。

左からドラムのT/Chちゃん、ベースのF/Chちゃん、キーボードのKnちゃん、ギターのYiちゃん。

ベースはエレアコ使用、調弦を1音下げ(2カポ)で張力を緩め、更にエフェクター使用で1オクターブ下げてあります。
ご覧のような見かけ通りの軽量さで、学童たちでも立奏が可能となり、しかも見かけに寄らぬ重低音を生み出しています。



少々練習不足気味だった「ブルー・スターズ」、それが祟ったのか本番にてミスが露呈しました。
多数の観客を目前に緊張してしまったメンバーがいて、始めの曲に別の曲を弾いてしまいました。
同時に聞こえる2曲が混じり合い、パンクロック風な味付けとなってしまいましたが、中盤より修正、
何とかしのぎました。本番に強かった「絆」の面々を見習って、次回こそ大空で輝く星を目指そう!
但し、ドラムやベースなどのリズム隊は、筆者の狙う「後乗りビート」が弾けていて、快感でした。


以上、ダイジェスト判ですが、「新入生歓迎会」の様子をお届けしました。
他にも男子達による手品や流行りの「ブルゾンちえみの物真似」等のお座敷芸的・余興がありましたが、ここでは省略。
この日のために練習を積んできた出演者の皆様、どうも お疲れ様でした。
新入生たちも楽しめたとの事で、また同時に大いに刺激となったようです。
次回もどうぞよろしくお願いします。練習、準備裏方、熱演、ありがとう。

1年生などの新入生たちも、最後まで熱心に聞き入っていました。
歓迎会・終了直後、「私もバンドやって、ドラムやりたあ~い!」の声が筆者の耳に届きました。
(*^-^*)

* * *

「ガールズ・バンド2組、記念撮影」

筆者、今年初めより指導を開始した学童女子バンドの面々、出演後も協力して片付けを手際よく行いました。


一仕事を終え、みんなより少し遅いオヤツを堪能する「絆」と「ブルー・スターズ」の面々。
筆者が呼称していた「おてんば組」も、今回でどうやら卒業なようです。
2組のガールズ・バンド、「出演、おめでとう」、そして「お疲れ様」。

今日の「歓迎会」本番までの間、中だるみや小さなイザコザ仲間割れなど、色々ありました。
更なるステップのための筆者準備の新曲の練習にも取りかかれませんでしたが、それはそれ。
筆者が当初より目論んでいた「習い事や稽古事」ではない「音楽」を文字通り身体で楽しむ心がありました。
筆者が彼女たちに特に移植したかったオキナワ譲りの「後乗りビート」が、実際のリズムで実現していました。
それさえあれば、早弾き等の手業だけの見てくれ技巧など二の次で、緩やかな気持ちが育まれることでしょう。
しかも、こちらの方が世界的には通用する音楽コミュニケーションではないかと、筆者個人的には考えています。
今回、彼女たちはそれなりの結果「緩やかなリズム」を出してくれました。
その緩やかな気持ちで、またお互いに協力する心も出てくることでしょう。

来年の歓迎会では、上のフル・メンバーは揃わないかもしれません。
上級生の中からは、学童クラブを卒業する子たちも出てくるでしょう。
「来年は来年」、次回のクリスマス会出演を目指して頑張りましょう。

日々の小さな歩みを楽しみながら、大きな成長を遂げることを・・・。

By (みんなの小さな一歩が嬉しい)T講師

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