2017年9月23日土曜日

ウィークリー・ダイアリー(その19)

「(およそ2週分の)ウィークリー・ダイアリー(その19)」

夏から秋へと季節の変わり目、相変わらずスッキリしない天候の日々ですが、
学童たちはそんな事には関係なく、相変わらず元気いっぱいに過ごしています。

「学童クラブ便り(その124)」

「学童美術教室」

製作意欲旺盛な1年生たち、アトリエの授業の無い日は1階アトリエで描画を堪能しています。


もうお馴染みのレギュラー状態の3人組、左よりKnちゃん・Ngちゃん・Yrちゃんです。

その3人組、また別の日に描画の仕上げにやって来ました。後姿の新加入は2年生二人です。


初登場はMmちゃん(小3)の妹のRnちゃん(小1)。描画のはずがレギュラー組と共に校歌の大合唱を満喫。

倍音が響き合い増幅し、たった3人の声とは思えないほどの大パワーで、アトリエ中の空間を響き渡らせました。

その後、ハイテンション余波で楽器演奏にも挑戦。歌声には届きませんでしたが、その表現心はグー(*^-^*)でした。

また別の日の3人組のアトリエでの様子。作品完成直後に、即・新作が開始されました。

H/Rnちゃん(小3)妹のCiちゃん(小1・右)も新たに参入。動物たちを線描開始。

今回の完成作は以下の5作です。

動物大好きなNgちゃんの「リス」と「レッサーパンダ」です。

こちらは植物も好きなKnちゃんの「リス」と「レッサーパンダ」。二人並んで同モチーフを描画。
その個性の違いが良いですね。

こちらはマイペースYrちゃん。加えた背景がドラマチックな雰囲気となりました。
アトリエでの描画希望者多数につき、来週から他の学童たちにも開放したいと考えています。
嬉しい悲鳴です。

* * *

「学童バンド」

クリスマス会に向けて新曲の練習を開始したバンド女子たち。「1歩進んで半歩下がる」と言ったところです。

楽器習得の練習時、順調な足し算だけではなく、基本から外れたクセが付く場合があり、その修正も重要です。
「音が苦」ではない「音楽」を身に着けてもらいたいと願う筆者なので、緩い指導ながらも看過はできません。
個性とは認められないクセの場合、その理由と修正の必要性を説き、元の軌道に戻ってもらうようにしています。

新生「ブルー・スターズ」の面々、楽器パート換えもあって着々と遅々が交錯、その結果がどう出るか?
楽しみ半分・不安が半分と言ったところですが、新加入のKeちゃん(小4)の練習は快調な滑り出しです。
「頑張って。」

* * *

ギターのドレミのポジションとその運指を教えるK/Mikちゃん(小4)と、教わるJnちゃん(小3)。

こちらは「呪いバンド」。結成メンバーの1人が練習意欲薄で、まずは2人で再始動。
バンド名を付けた当の本人が意欲無しなので、バンド名も変えた方が良いようです。
事の成り行き次第では、デュエット編成のアレンジも視野に入れなくてはなりません。
又は、
他の学童の新加入か、他バンドの助っ人も考慮中ですが、女子たちの世界、色々あって単純にはまいりません。

ピアノ習得中の2人。マルチ・プレーヤーを目指し、ギターに加えドラムにも挑戦中です。
「頑張って。」

* * *

「Ay&ココナッツ(筆者呼称)」の面々もギターとドラムの基礎練習に励んでいます。

左:ギター練習中のKo&Ntちゃん(共に小2)。 右:ドラム練習中のAyちゃん(小4)。

バイオリンを習っているNtちゃんの方が指の力が強い分だけ習得も先行。Koちゃんにそのコツを伝授。


左手の3本の指使用による音階運指にトライ中の2人。何よりもしっかりした押弦とテヌート(ロングトーン)が大切です。

上は楽器練習終了後、運動会の出し物のダンスを練習するKoちゃん。


そのダンスのBGMはEガールズの「キャンディー・スマイル」で、機会を見つけては練習・披露してくれました。
可愛いダンスながらも運動会当日までしばらくの間、練習は日々 続けられます。
BGMで噴出するアップテンポなテクノ・ビートと音質、リズム人間の筆者だからこそ余計に辛いものがあります。
( 筆者、ダンス練習の際には、他の要件ごなしを兼ねてアトリエから脱出しています。)
「バンドとダンスの練習、共に頑張って。」

* * *

「新バンド、練習を本格化」

半月前に結成された新バンドの面々、ギターの運指練習に頑張っています。



繰り返し練習を行うことで、日常生活では使わなかった手の中の筋肉と神経を発達させます。
その発達には個人差もあり、押弦や運指の力や動作を得るにはそれなりの忍耐が必要です。
日々の繰り返し練習のおかげで、そのために必要な力とコントロールが身に付き、ある日突然に開花します。
そんな開花の日の到来を忍耐強く待ち続け、そんな開花の日々が重ねられて楽器の演奏技術は向上していきます。

運指のコツを伝授・指導するYmちゃん(右・小3)と指導を受けるSnちゃん(小2)。

とは言え、左手の爪が長過ぎては、しっかり弦を押さえる事が出来ません。
2人仲良く、左手の爪を短く切ってもらいました。

キーボード担当のT/Mkちゃん(左・小2)もギターの練習を開始。
ギターを早い速度で習得中のYmちゃんは、ドラムの基本練習にも挑戦しました。
( ドラム担当のAsちゃん(小3)は、練習日が合わずお休みでした。残念。)
「練習、頑張って。曲目練習もそのうち始めるよ。」

* * *

こちらは、バンド・キャリア1番の「絆(バンド)」の新曲練習の様子です。
彼女たち、筆者が候補に選んだ新練習曲5曲の中から、1番の難曲を選んでしまいました。
それは何とクラシック・ロックの名曲中の名曲、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザウォーター」です。
クリスマス会まで、曲の最後まで間に合わないかも知れませんが、挑戦したいと言うその強力な志は買いです。
ドラムの16部音符の刻みと、ボーカルの英語歌詞等、難題満載ですが、シンプル・アレンジも大いに有りです。

ギターのHnちゃん(小4)、初のディストーション・エフェクター使用で、イントロ部のリフレインを練習開始。
バンド・リーダーでキーボード担当のT・Rnちゃん(小4)も、イントロ旋律のユニゾン練習を開始しました。
メンバー全員が惚れこんだ「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の再現コピー、果たしてどうなることやら。
技術も経験も共に圧倒的に不足していることは承知で、アレンジを施して彼女たちを指導してみるつもりです。
「ダメ元」ながら、ロック演奏技術の大きな勉強になるので、これからの挑戦が大いに楽しみです。
「 5バンドのみんな、クリスマス会に向けて頑張って。」

* * *

「森の里、秋の日の演奏会:ふくろうの森 コンサート」

昨日「秋分の日」の土曜日、筆者の住む町・森の里で1年に1回の恒例のコンサートが催されました。
いつもなら若宮公園・北側にある「野外ステージ」にて催されるのですが、今年は昨日からの雨で中止。
雨の日には隣接の公民館・体育館で催されることになっていて、そこで待望の演奏会が開催されました。

左:今年は残念ながら出番のなかった野外音楽堂。 右:屋内開催の森の里公民館・体育館(右端は児童館・スタジオ)。

筆者 久々に足を運べた、今年の「第16回、ふくろうの森コンサート」の様子をご紹介します。
出演バンドは3グループ。その最初のステージを飾ったのは、我が住む町・森の里中学校の吹奏楽部でした。
当アトリエや学童クラブの卒業生たちも何人か在籍しており、その演奏やブログ・アップを楽しみにしていました。
がその冒頭、「会場での撮影はご遠慮ください」とのアナウンス。筆者カメラ片付け演奏のみに集中しました。
晴れの舞台のアトリエの卒業生たち、筆者の座する位置のせいもあり、その演奏姿ほとんど見えず残念でした。
演奏の方は部員たったの13名と言う少数とあって、筆者個人的には物足りない感じを受けてしまいました。
辛口を承知で言わせてもらえば、まだ「表現」と言う領域には達していなかったのではないかと感じました。
厚みあるサウンドのための更なる部員確保と今後の益々の発展のためにも、
エネルギー感みなぎるポップな曲に挑戦し、まずは在校生たちに音楽の魅力をアピールすることが必要だと思いました。
(森中の場合は、出身母体の森小・鼓笛隊の半強制的な厳しい指導で、音楽が「音が苦」になってしまう問題もあるのかも?)

* * *

西校吹奏楽部の演奏開始後、何気なく後方の観客席を見れば、何と多数の方々が写真撮影に大わらわ。
「何だ、ならば筆者も」と、「赤信号、皆で渡れば怖くない」とばかりに写真撮影に参加したのでした。
(前列の席で分からなかったのですが、それならば最初の森中も撮影しとけばと後悔したのでした。)

と言うことで、以下は着座椅子からのみの撮影を行い、めでたく当ブログへのアップが可能となりました。
どうぞ、ご覧ください。

2番手に登場したのは、当演奏会のレギュラーである地元の「県立・厚木西高校・吹奏楽部」の面々です。


西高・吹奏楽部の演奏、バリエーション豊かな編曲・選曲が功を奏し、部員23名とこちらも少数ながらも楽しめました。
但し、筆者が大昔の高校時代に所属していた金管・打楽器軍団が大迫力だった吹奏楽部の音圧を経験しているだけに、
こちらもまた秀才的に「小さくまとまった感」は否めず、いつもながらに欲求不満の気持ちが高まってしまいました。

随分 辛口な感想となってしまいますが、音楽は何よりもまず他者に向かって届ける「心の精いっぱいの表現」です。
失敗することを恐れず、音楽を楽しむ自分達の気持ちを音に載せて聴衆にぶつけてこそ成り立つものだと思っています。
その意味では音楽は芸術と言うよりはむしろスポーツに近い存在で、筆者オキナワ時代に体感した貴重な経験則です。
そうして初めて、技術習得の日々が未知の聴衆の心の底まで届き、国境や世代を超えた共感が得られるものなのです。
楽譜などは単なる地形図です。それをいかに味わって自己の料理とし、他者にいかに伝えるのかをまず知るべきです。
「良く稽古したね、良く覚えたね」は愚言です。良く自分の物に肉体化した、で全身全霊を以って表現するべきです。
残念ながら、上意下達的な「秀才は感動を知らず生まず、ただ限られた中だけの自己満足のみに留まる」のが現実です。
これは何も森中や西高だけではなく、多数の吹奏楽部が内在する「コンクール依存症」の弊害だと個人的に感じています。
晴れ舞台に辛口批評で失礼だとは知りつつ、若者の持つパワーをもっと引き出してもらいたい一心から敢えて記しました。
ミスを恐れて萎縮した演奏に芸術の女神ミューズは微笑んではくれず、聞く者の心にも感激は湧き上がってはきません。
中学・高校生吹奏楽部の皆様Are you hungry ?  If it's not so, More power! You can do more and more!です
ミストーンや失敗を恐れす、今の倍以上のパワーと元気さで以って、楽器全体に自身の音楽を最大限にぶつけて下さい。
「大音量(大音圧)は繊細・微妙な小音量をも兼ねるし、また活かす」のです。音色もより艶やか伸びやかになりますよ。
何なら練習 時に止めて、全力疾走をして生大声で歌ったり怒鳴ったり、草演劇で喜怒哀楽を表現したりするのも手です。
米国の学生マーチング・バンドや国内の中学生スウィング・バンドの動画を見て感動で鳥肌立てるのも大いに有りです。
挫折老兵の上から目線による長々・生意気小言「ご容赦をば」

* * *

さていよいよ待望のアーミー・バンドの登場です。
オキナワ育ちの筆者、軍楽隊のその力強い演奏で音楽やロックにも目覚め、高校のブラバン部にも入部してしまいました。
以前にも幾度か、当のコンサートを楽しんだこともあり、今回はアトリエ・学童クラブ発足以来、久々の聴衆参加です。

当軍楽隊、以前はビッグバンド・スタイルの大所帯でお出になってましたが、今年は7人編成によるコンボ形態でした。
今回もまた、全身を駆使した圧巻の超密度・演奏が、森の里地区住民の皆様の前に余す所なく披露されました。

その名も「在日米陸軍・軍楽隊キャンプ座間( United States ArmyJapan Band)です

1曲目が始まるや否や最後のアンコールまで、とても素晴らしい熱のこもった演奏を体育館中に響かせてくれました。

フロントのホーン・セクションは、トランペット、アルト・サックス、テナー・サックスの3名でした。
その立派な体躯のせいもあって、吹奏する各楽器がみんなちっちゃく見えますが、音の方は大迫力です。
「生音楽、こうでなくっちゃ!」

バンドの根幹を成すリズム隊は、ウッド・ベース(一部にエレキ・ベース使用)と巨漢のドラマーです。
このウッド・ベースの形状、ボディー下部が省略されていて、何だか小さな昆虫のような味わいです。
更に、

エレキ・ギター奏者が後半ではパーカッション(コンガ)を熱演し、加えてラテン・ボーカルも披露してくれました。
他にキーボード奏者が左奥におり、やはり素晴らしいバッキングやソロを聞かせてくれましたが撮影不可能でした。

前半はリー・モーガン(Tp)の曲を中心に、往年の正統派ハードバップ・ジャズを演奏。
後半は中南米由来のサルサやメレンゲ等ラテン音楽をよりリズミカルに歌も加えて演奏。
そのパフォーマンス、感動的で正に圧巻でした。

演奏終了後、来場者の拍手・アンコールに応えて挨拶するアーミー・バンドの面々。

これぞ正に「音楽」「ライブ」「生っ!」と言った感のある聴き応え・見応えある演奏でした。
彼らの演奏、マイキング・PAにて増幅していましたが、生の息吹は充分に伝わってきました。
久々の活き活きとした生演奏に出会えたことに大いに感激し、明日からの新しい活力をもいただきました。

演奏終了後、出演した森中・西高の吹奏楽部員やアーミー・バンド・メンバーに、敬意の花束が贈呈されました。
出演の皆様のおかげで、楽しい秋のひと時を過ごすことが出来ました。大感謝です。

以前は大きな歓声を上げていた筆者ですが、周囲の上品な雰囲気に遠慮、今回は静かに会場を後にしました。
「秋分の日」の休日、素晴らしい良き1日となりました。


良い音楽や芸術作品に出会えると、体の奥底からやる気パワーが沸々と湧きあがってきます。
筆者もまた老いるにはまだ少しだけ早過ぎます。明日からも気持ちを新たに頑張り直します。
よろしく
(*^-^*)

By T講師

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