2017年5月29日月曜日

(初めての)展覧会情報(その1)

月曜日・晴れ・本日もまた暑し

夏風情、更に進む。

アトリエ近所のポピーたち、さすがにその勢力も衰えだしました。

* * *

「お知らせ:展覧会情報」

昨日・日曜日にアトリエ生徒のMSさんから、幾つかの展覧会のパンフをいただきました。
開催中も含めた各展覧会、見所や充実度 濃いようなので、この場を利用して紹介いたします。

まずはそのMSさんが足を運んだこちらの展覧会から。




16世紀の異端の画家、ペーター・ブリューゲルの傑作「バベルの塔」の展覧会です。
ブリューゲルは「バベルの塔」を2枚描いており、共に門外不出に近い1点です。
フランドルの生んだ二大巨頭のもう一人、ヒエロニムス・ボッシュ(ボス)の代表的作品も共に来日。
MSさんのお話しによると、貸出イヤホンの説明も非常に良く、とても参考になったとのことです。
16世紀ネーデルランド(現オランダやベルギー地方)の人間臭くも神秘的な世界、是非見たいものです。
板絵ならではの独特の油彩表現の妙味も貴重なものであり、興味深いものです。

会期:7月2日(日)、東京都美術館(上野公園内)


こちらはアール・ヌーヴォ―の代表的画家、アルフォンソ・ミュシャの展覧会です。

パリを拠点に華麗なグラフィック・ワーク(リトグラフ等)を展開したミュシャの展覧会で、晩年の大作群も来日。
こちらもまた見応え充分な展覧会となっています。
美の頂点とも言える形象の美しさや、民族意識の目覚めた晩年の超大作など、味わってみたいですね。

会期:6月5日(月)(あと僅か!)、国立新美術館(東京・六本木)


世界的な大美術館の一つのボストンから、大量の作品群が来日とのこと。


20世紀アメリカ経済の台頭を背景とした室・量ともに圧倒的なコレクションの中からの選りすぐりです。
古代エジプトから泰西名画の数々、印象派から東洋美術まで全人類的に網羅した芸術品の一挙来日です。
会期も長いので、機会を見つけて是非足を運びたいものです。

会期:10月9日(月)、東京都美術館(上野公園内)


ずっと先になりますが、国内で圧倒的知名度・人気を誇る「情熱の人・ゴッホ」展覧会です。

日本に憧れ、愛してやまなかったゴッホの作品たち、来日が実現されて喜んでいることでしょう。
日本初公開お作品もあり、ゴッホならではの力強い世界、堪能できる展覧会かもしれません。

会期:10月24日~来年1月8日、東京都美術館(上野公園内)

複製文化を重宝し過ぎて、いつしか知っている気になりがちですが、原画を見る機会は以外と少ないものです。
複製品では、決して再現できない作家たちの精神性や物質的魅力を味わうのも良いことです。
筆者もアトリエの生徒さんたちに勧めながらも、当の本人は見逃しっぱなしと言う有様続きです。
これからは、反省して足を運びたいと思っています。が、果たして・・・?



前回の「ウィークリー・ダイアリー(その10)」で、筆者若かりし頃の写真画像をアップした際の登場人物の展覧会です。
美校時代・学園祭のシーンでカッコよくトランペットを吹いているのが、そのムットーニ君です。
筆者・美校時代の友人で、今をときめくオートマタ作家のムットーニ君の大規模な展覧会です。

世田谷文化館のリオープン記念企画・第1弾に選ばれるなんて凄いことですね。
土・日はご本人のムットーニ君が作品群を案内、加えて特別上演会も催されるとのことです。
日本人離れした摩訶不思議ムットーニの世界にしばし現実を忘れ、逃避・耽るのもまた良し。
ムットーニ君の創り出す世界は独特で、動きや自作音楽をも取り入れた「ボックス・シアター」絶品です。
皆様にも是非お勧めする(縁故だからと言うわけではありません)ノスタルジック異空間ワールドです。
筆者もこれだけは見逃せない展覧会です。

会期:6月25日(日)、世田谷文学館(京王線芦花公園駅・徒歩5分)


まがりなりにも美術教室のブログ、音楽多しですが、今後も折を見て展覧会情報、アップしてゆきたいと思っています。

By T講師

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