2017年8月20日日曜日

色々な「夏風情」特集

日曜日・曇り
今日の特集、その「夏風情」を、前編と後編に分けて組んでみました。
よろしければ、御覧ください。


長かったアトリエの夏(お盆)休みも、明日の定休日をもって無事終了。
おかげ様で天候不良の日々なりに、しっかり休養を取ることが出来ました。

* * * 色々な「夏風情・特集」 * * *

この夏、梅雨は空梅雨で、逆に真夏の盛りに戻り梅雨があり、何だか釈然としません。
東京では8月に20日間(毎日!)も降雨があり、40年前の最高記録に近づいているとのことです (8/20現在)。
が、これも母なる天体・地球の気象・天候が相手なので如何ともし難く、有り難く享受いたすことにしましょう。

とは言うものの、平年だとお盆を過ぎる頃には「盛夏」もピークとなり、多少なりとも「秋」の気配を感じる頃、
もしそうともなれば、夏の暑さが嫌いな筆者(20代迄とは真逆!)と言えども、それなりに欲求不満を覚えます。
そこで、そのいささかの欲求不満を多少なりとも解消すべく、今回の「夏風情特集」を組んで見ました。

「名作美術館(その220)」

今回取り上げた作品も、季節限定ではないのかも知れませんが、筆者が勝手に夏と見立てました。
画面を観察すると、樹木の葉の繁り具合や雑草の繁殖具合から察すると、春かもしれませんが・・・。
それはさて置き、「夏」と言う独断的・見立てで、今回のこのコーナーを進めてまいりましょう。


岸田劉生(1891~1929年)、「道路と土手と塀(切通之写生)」1915年、
56 x 53 cm、キャンバスに油彩、東京国立美術館蔵

画家は当コーナーでも以前に「麗子像」を取り上げたことがあり、今回で2回目の登場です。
表現に語弊を感じられるかも知れませんが、はっきり言って「何の変哲もない」写生画です。
タテヨコの比率が普通ではない画面角に、茶色い土塊(つちくれ)の道が大きく描かれています。
周囲の塀と土手、その背後には青空が広がっているだけの、およそ伝統的ではない画面構成です。
ヨコ絵の多い風景画の中にあって、僅かにタテ長な画角の極端に狭い画面は不思議な趣を有しています。
画面下部には近視眼的に雑草や小石の微細な部分も見てとれ、一方の画面上部は極端な遠近法の仰角です。
しかも裸土の道路は青空へと消え入る最後まで盛り上がり、右土手との境界で僅かに緩やかさを得ています。
描かれた対象物の視覚的範囲は狭いものにも関わらず、画面右横から飛び出してくる2本の木柱(?)や、
線遠近法が自動的に誘う、道向こうに広がっているであろう光景をも想像して、広く感じてしまいます。
画面に降り注ぐ光は盛夏を思わせる強烈さで、路傍の石くれや雑草にも確固とした存在感を与えています。
そこに画家が一時心酔した欧州はドイツ古典写実主義の巨匠デューラーからの多大な影響が見て取れます。
そこには、目前に在る対象物を誠実・忠実に写し取ろうとする画家の気概と写生の真髄が存在しています。

* * *

「デイリー・ギャラリー(その66):夏風情ー1」

この夏、特に8月からは雨または曇天続きで、例年 夏の主役を張っていたはずの入道雲様も見当たりません。
「雲」好きな筆者、今年の夏くらい、あのモクモクの入道雲の存在を忘れてしまう夏はありませんでした。
この夏、
筆者が日々においてカメラを向ける空に青空は極端に少なく、立派な入道雲はその姿を現しませんでした。
僅かに撮れたその貴重な8月の青空が下の2枚程で、大山へ覆い被さる入道様も少々スリムなようです。
数少ない貴重な青空で、忘れてしまいそうな夏風情を思い起こし(?)ましょう。

森の里1丁目、若宮橋際より大山を望む (8/9)

森の里センター歩道橋より七沢森林公園・稜線を望む(8/9)

いつでも撮れると思っていた入道雲達の雄姿、その後はご存じのように戻り梅雨の日々となりました。
盛夏を象徴するアブラゼミやクマゼミ達の元気な喧噪なく、今は物哀しいヒグラシの声響くのみです。
このままの梅雨空で、そのまま「秋雨前線」にでも突入するのでしょうか?
平年通りの元気な太平洋高気圧の日本列島への再来を心から望む筆者です。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その286):夏風情曲(前編)」

当コーナーも夏風情特集として、今年の夏とは違うこんなピアノ曲を選んでみました。

「夏影」(原曲:ゲーム[AIR]挿入曲)、ピアノ(+アレンジ):シンセシア・オーケストラ
" Summer Lights " /  Synthesia Orchestra

この曲、何でもコンピューター・ゲームの中の挿入曲だそうですが、抒情溢れる良い曲ですね。
動画イントロのヒマワリ、眩しいほどの紫外線で霞んでいるのが何だか懐かしい(!?)です。
2コマ目は女子高生も気になりますが、木製橋の横幅が狭そうで、その危うさが気がかりです。
3コマ目の我が国の原風景的な山野の光景も、山紫水明を絵に描いたような目映い美しさです。
こんな景色に抱かれて、日がな一日 鳥のさえずりや空や光の移りゆく様を満喫したいものです。
最後の4コマ目の情景で登場する草原・花園で朽ち果てるは米国製M48パットン戦車のようです。
制作者がどんな意図で選んだのかは不明ですが、筆者の心象的夏景色には確実にハマりました。
タイトル、「夏影」で英訳「Summer Light」、何だか逆ですが、含蓄があって言い得て妙です。
この夏の過度な湿気ではなく、お日様の陽射しの下でこそ汗をかきたい筆者を慰めてくれます。

* * * * *

「デイリー・ギャラリー(後編):夏風情ー2」

今年の夏空、その実態はいつもこんな感じです。
良くて曇天。こんな天候じゃ、さすがの入道様の登場は期待できません。
「水の国」の恵みには感謝しつつも、少々恨めしい気持ちにもなってしまいがちです。


大気中の水蒸気が多過ぎて、こんな幻想的な光景が8月に日々展開されました。
カラカラの空梅雨が、カンカンのはずの真夏に戻り、ジメジメの日々に・・・。
5月の連休に怠った庭の手入れ、またもや敢行できず、荒れ放題になってしまうかも・・・。
( ;∀;)


デイリー・ギャラリー、後半の2番手は昨日(8/19)撮った夏祭りの花火。
昨夜は突然の土砂降りがあり、妻はお祭り会場にてチョー久々の雨宿り。
筆者は幸いにも自宅庭の最低限の生垣剪定終了・片付け直後の事でした。
いつもより早く開始された花火の打ち上げ、入浴もそこそこにベランダに出て間に合いました。
有名な花火大会とは趣の違う結構 渋めの花火たち(自治会費が原資です)の開花の様子、ご覧ください。








久々に味わう低周波音と、漂ってくる火薬の匂い。
日本の平和な「夏風情」いつでも良いもんですね。
(TVでは、世田谷の花火大会会場での激しい強風雨に、浴衣姿の若者たちのずぶ濡れ姿が報道されていました。)

* * *

「ミュージック・ギャラリー:夏風情曲(後編)」

さて、今回の当コーナー、デイリー・ギャラリー同様に前後編の2回に分けました。
上記の「夏」がいつものような陽射し眩しい光溢れる夏風情でしたが、今回は今年の夏風なのを取り上げました。
デイリー・ギャラリーでも上述したように、盛夏の雰囲気が過ぎ去ってゆく頃の物哀しい情緒を味わいましょう。

「ひぐらしのなく頃に」/ You、ピアノ曲

この曲もまたコンピューター・ゲームの中の曲とのことで、当然 PCゲーム等に疎い筆者には詳細不明です。
が、このピアノ・アレンジもまた動画同様、確かにヒグラシの鳴く頃、夕刻の情緒が滲み出ていて快感です。



時の経つのは実に早いもの・・・
新年だったはずの今年も足早に過ぎ去り、この気象のせいもあって、早 秋到来の気配が感じられるように。
里や筆者らの周囲で元気に飛び回っていたセミやとトンボ達も、今その短い生涯を終えつつある時節です。
実りの秋、収穫の秋もめでたいものですが、四季の移ろい、その蓄積の行方が気になる歳を迎えました。
今まで聞き流していたであろうピアノの音色のその背後・行間に幾ばくかの感傷的な感慨を覚えてしまいます。
今日は今は亡き父の誕生日、今夜は生前には数回ほどしか酌み交わせなかった盃を交そうと目論んでいます。
この夏の湿り過ぎた湿度で、図らずも深く良い音色となったサンシンでも爪弾きながら・・・。

By(この天候のお蔭で、秋風情・先取りのようなすっかりセンチ気分の)T講師
明日からいよいよ夏休みも後半、頑張ります。
😊

* * *

昨日、生垣剪定の際にカットした月桂樹の枝の一部を居間に持ち込みました。
お香遊びの白檀の香りと入り混じって、麗しい香りが室内に立ち込めました。
夏(お盆)休みの最後を飾るに相応しい ヒーリング(癒し)タイムとなりました。
(*^-^*)

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